タイ料理

おいしいマンゴーの食べ方を紹介!タイマンゴーともち米を使ったタイのデザート「カオニャオマムアン」

今が旬のマンゴーは、この時期になるとスーパーにもたくさん並びます。完熟したマンゴーはとっても甘くて、幸せな気持ちにしてくれます。

今回は、タイのマンゴーをより美味しく食べられるタイのデザートを紹介します。炊飯器を使って自宅で簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。

タイの「カオニャオ・マムアン」ってどんなデザート?

カオニャオ・マムアンとは、砂糖と塩を加えたココナッツミルクで炊いたタイのもち米に、マンゴーを添えて食べるタイの伝統的なデザートです。

英語では「Mango Sticky Rice」や 「Thai Sticky Rice with Mango」と言います。日本では「マンゴーともち米のココナッツミルクソース(がけ)」「マンゴーともち米のデザート」「マンゴーともち米のココナッツミルク煮」など、いろいろな呼び方をしますが、なが~くて言いにくいです(笑)。

個人的には英語の「マンゴースティッキーライス」が一番言いやすいと思い、我が家ではそう呼んでいます。

用意するものは?

  • マンゴー
  • タイのもち米
  • 砂糖
  • ココナッツミルク
  • 皮むき緑豆と呼ばれるムングダール(見た目も本格的にしたい人は準備してください。なくてOKです!)

タイのマンゴーは数種類売られていて、スーパーで手に入るのは主に「マハチャノ種」「ナンドクマイ種」だと思います。どちらも甘くて美味しいですが、味が濃厚なのはマハチャノ種です。ナンドクマイは後味がさっぱりして食べやすい気がします。

もち米が甘いので、個人的には後味スッキリのナンドクマイが好きですが、どちらも買って食べ比べてみるのも良いかもしれません。

大手スーパーマーケットでは、毎年のように4月下旬頃から東南アジアフェアを開催しています。たくさんのマンゴーや東南アジアのフルーツが店頭に並べられます。

でもマンゴー1個398円と高めなので、なかなか手が出しにくいです…。なので私はしばらく待って、腐る直前の値引きするタイミングを見計らって買いに行きます(笑)。実はこの頃が一番甘くておいしかったりします。

下準備は?もち米は水に浸けておきましょう。

もち米はかならず、タイのもち米を使ってください。試しに日本のもち米でやってみたことがありますが、全く別物になります(汗)。

独特な香りが美味しさを引き立てるのだと思います。タイのもち米は、タイの食品を扱うお店の他、通販などでも購入できます。間違えてタイ米(ジャスミンライス)を買わないように気を付けてくださいね!!

もち米は半日くらい(4~6時間)は、水に浸しておきましょう。水に浸す時間は人によってそれぞれで、何を使って作るかによっても違ってきますが、炊飯器で炊く場合は、色々やってみた結果、個人的には半日浸けたもち米が一番美味しい気がします。

水に浸しておきます。

カオニャオ・マムアンの作り方

①炊飯器に水に浸しておいたもち米を入れて炊きます。水の量は、もち米と同じラインくらい入れてください。1合に対して1の目盛りではありませんので注意してください。

②もち米ができたら、小鍋にココナッツミルクを入れて沸かし、そこに多めの砂糖と塩少々を入れて溶かします。ココナッツミルクはもち米1合に対して、缶のココナッツミルク半分の量(200㎖)がちょうど良いと思います。

私は業務スーパーで売っている200㎖の紙パックのココナッツミルクをよく使います。砂糖の量は、好みで調節してください。けっこうな量の砂糖をガバッと入れないと甘く美味しくなりません(笑)

本場タイのように甘いデザートにしたい人は、思い切って砂糖を多めに入れてください。塩も、甘さの中にしっかり塩味を感じられるくらい入れてください。小さじ1/2程度で良いかと思います。

③砂糖と塩が溶けたらいったん火を止めます。そしてもち米が炊けたら、ココナッツミルクを炊飯器の中に注ぎ、しゃもじでもち米と混ぜ合わせます。(炊飯器の中で混ぜ合わせるのに抵抗がある人は、炊けたもち米をボールなどに移してから混ぜ合わせてください。)

そしてこの時にココナッツミルクをすべて注がず、少しだけお鍋に残しておきます。

④先ほどの残しておいたココナッツミルクは、また再度火にかけて煮立たせます。とろっとした感じになったらOKです。米粉やコンスターチで少しとろみをつけても良いです。

⑤マンゴーを切ってお皿に盛り、横にもち米を乗せて、最後に④のココナッツミルクをかけて出来上がりです。(お好みでムングダールをトッピング)

最後にココナッツミルクソースをかけずに食べた方がさっぱりして美味しいという人もいるので、その場合は④の工程は必要ありません。お好みで調整してください!!

まとめ

とっても甘くて少し塩気を感じる粘りのあるもち米と、濃厚なあま~いマンゴーの相性がとっても良くて、一度食べるとハマってしまうタイのデザートです。個人的には、マンゴーだけをそのまま食べるのは、それほど好きではないのですが、このココナッツミルク味のもち米と一緒に食べることによって、マンゴーの美味しさがより引き出されるように思います。

スーパーでも、カオニャオ・マムアンのレシピを紹介して売り出せばマンゴーも売れると思うんですけどね…。

マンゴーがなかなか手に入らない時は、マンゴーの代わりにバナナでも美味しいです。タイではドリアンと一緒に食べたりもします。ドリアンはとにかく臭くて独特なので、好き嫌いが別れると思いますが…。ドリアンもこの時期は大手スーパーの店頭に並んでいたりするので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか…?

ぜひご家庭で、旬のマンゴーを使ったタイのデザートを楽しんでみてください♪一度食べたらハマること間違いなしです!!