今回は、簡単で美味しいタイの鶏肉とカシューナッツ炒めを紹介します。
鶏肉とカシューナッツ炒めと聞くと中華料理を思い浮かべる人がほとんどだと思います。中華料理はオイスターソースや鶏ガラスープなどで味付けをするのに対して、タイではナンプラーやナンプリックパオ(チリインオイル)を使います。タイ語で「ガイ・パッ・メ・マムオン」と言います。
甘辛の鶏肉が白いご飯にもおつまみにもなる一品です。
調味料ナンプリックパオ(チリインオイル)とは?
ナン・プリック・パオ(チリインオイル)とは、タイ料理を作る時によく使われる便利な調味料です。
唐辛子やにんにく、干しエビ、タイではホムデンと呼ばれ日本では赤わけぎと名付けられている野菜(見た目はすごく小さい紫玉ねぎ)をすり鉢などですり潰したものを大豆油で炒めて、ナンプラーやタマリンド、砂糖、塩、スパイスなどを混ぜペースト状にしたものです。
外国輸入食品を扱うお店や通販などで買えますが、メーカーによっても味が全く違ったりするので、トムヤムクンを作る時も、自分が好きなブランドのものを買うように気を付けています。
私は日本でも簡単に手に入る「メープロイ」のチリインオイルが一番好きです。
準備するものは?
- 鶏のモモ肉か胸肉
- 玉ねぎ
- ピーマン
- 赤ピーマン
- にんにく
- 万能ねぎ
- 赤唐辛子
- カシューナッツ
- ナン・プリック・パオ(チリインオイル)
- ナンプラー
- 砂糖
タイの鶏肉とカシューナッツ炒めの作り方
下準備は?
- 鶏肉と玉ねぎ、ピーマンは食べやすい大きさにカットします。ピーマンは、緑のピーマンだけでも赤ピーマンだけでもOKです。どちらも入れると彩りが良いです。黄色や赤のパプリカでもOKです。
- にんにくはみじん切りにする。万能ねぎは最後に上にのせるので、2~3センチ幅に切っておきます。赤唐辛子も種を取り除き2センチくらいの幅で切っておきます。辛いのが苦手な人や子供が食べる場合は、赤唐辛子を入れなくてもOKです!!
- 鶏肉はカットしたらお酒をふりかけておくと柔らかくなります。また、タピオカパウダー(なければ片栗粉)をまぶすと、ソースがよく絡んで、より一層美味しくなります。時間がない時や面倒な時は、この工程を省いても大丈夫です。
- カシューナッツと赤唐辛子を素揚げしておきます。カシューナッツは素揚げしておくと香りも食感もアップしますが、こちらも時間がない時や面倒な場合は省いても大丈夫です。
レシピ
①まずは、みじん切りしたにんにくを炒めます。赤唐辛子を入れる場合はこの時に一緒に炒めます。香りが出てきたら鶏肉を入れて炒めていきます。
②鶏肉の色が変わってだいたい火が通ったら、玉ねぎとピーマンを加えてさらに炒めます。少し炒めたら、さらにカシューナッツも加えます。
③鶏肉と野菜に火が通ったら、火を弱くして砂糖、ナンプラー、ナン・プリック・パオ(チリインオイル)をいれ、混ぜ合わせて出来上がりです。
調味料は小さじ1ずつ程度入れていき、甘めにしたいときは砂糖を多めに入れたり、辛くしたいときはナン・プリック・パオを足すなど、味を見ながら調整してください。
④お皿に盛って、先ほど切っておいた万能ねぎを上にのせて完成です。万能ねぎの代わりに、パクチーを香り付けにのせてもOKです。
まとめ
いかがでしたか…?ピリ辛で甘い鶏肉はご飯にとても合います。これから暑くなって食欲がない時などにおススメです。簡単にできるので、ぜひ自宅でタイ料理にチャレンジしてみてください!!ご覧いただき、ありがとうございました。