1月

1月4日は世界点字デー。どのようにして点字はできたのか?1月4日は何の日か紹介します。

世界点字デー

1月4日は、世界点字デー(World Braille Day)で、世界盲人連合によって定められた記念日です。「国際点字デー」や「世界点字の日」とも言われています。

2000年11月20日から11月25日に開催された世界盲人連合総会にて採択されました。

点字はフランスの盲学校教師ルイ・ブレイユによって考案されます。

1819年ブライユは両親や周囲の援助を受けて、10歳でパリの王立盲学校へ入学します。ちょうどその頃、フランス軍人の、シャルル・バルビエが(Nicolas-Marie-Charles Barbier de la Serre 1767-1841)が考案した夜間文字とも呼ばれるソノグラフィを盲学校へ持ち込みます。

ソノグラフィは、正方形の板紙に、エンボス加工(文字や絵を浮き彫りにする加工)された6つの点を2列ずつ並べた、12点式の暗号でした。

これはバルビエがもともと、軍隊用の通信暗号や速記符号として考案したものでした。

ブレイユはこの12点式の暗号に盲学校で出会いますが、縦6点・横2列の12点式は、指で読むには長すぎると感じました。そこで、これを元にブレイユは研究を重ねて、6点式の点字を発明しました。

1825年、ブレイユはわずか16歳でアルファベットや数字などの基本を完成させました。

その後、楽譜や数式の書き方も定めて、今では世界中で使われる点字となりましたが、すぐには認められず、フランスで公式の文字として採用されたのは、1854年ブライユが亡くなって2年後のことでした。


1月4日は点字を考案したフランスの盲学校教師であるルイ・ブレイユの誕生日であったことから、点字の日となりました。

英語では考案したルイ・ブレイユの名前をとって、点字のことをBrailleと言います。(英語読みはブレイル)

ちなみに日本では、石川倉次(いしかわ くらじ)がルイ・ブレイユが考案した6点点字を基に日本語に翻案して、全国を回り点字を広めたり、今日の日本語点字の基礎を築き、「日本点字の父」といわれています。

官公庁御用始め


各官公庁で、年末年始の休みが明けて、新年はじめての事務を執ることを御用始めと言います。

宮中の官庁や公務のことを御用と言っていたことから、官公庁の場合は御用始めという言い方をします。民間の会社では仕事始めというのが一般的です。

1873(明治6)年から、官公庁は12月29日から1月3日までを正月の休暇とすることを法律で定めており、4日が御用始め、仕事始めとなります。

通常は1月4日ですが、土曜日・日曜日と重なる場合には、その直後の月曜日になります。

石の日


石は昔から神様の寄り付く依り代として、尊ばれてきました。
この日に願いをかけた石(お地蔵様や狛犬、墓石など)に触れると願いが叶うとされていることから、1(ち)と4()で語呂合わせで、石の日と言われています。