子ども

乳歯を抜くのが楽しくなる!?海外に伝わる通過儀式を日本でもやってみよう!!

早い子だと、5歳頃から小学校に入学する頃には抜け始める乳歯。誰もが経験する大人になるための通過儀式ですが、ママやパパは子供の歯が抜け始める懐かしいなぁと思うと同時に、怖がったり、ずっと抜けそうな歯に触って落ち着かない様子の子どもをどうやって落ち着かせてあげようかと悩む人も多いのではないでしょうか。

今回は乳歯が抜けるという通過儀礼が楽しくなるヨーロッパやアメリカなどに伝わるトゥースフェアリー(歯の妖精)についてお話します。

トゥースフェアリー(歯の妖精)とは?

トゥースフェアリーとは、子どもの抜けた歯をコインに変えてくれる妖精です。

子どもの歯が抜けた時、その抜けた歯を枕の下に入れて寝ると、寝ているうちにトゥースフェアリーがやってきて、その歯を持ち帰り、コインに替えて置いていってくれると言われています。

ただ、妖精はきれいな歯しかコインに替えてくれません
妖精はきれいな白い歯を集めて、妖精の住むお城を作ると言われています。

虫歯の歯はコインに替えてくれないので、子どもは虫歯にならないように抜ける時期がやって来るまで、きれいな歯を維持しなければなりません。(もちろん生え変わってからもですが…)

我が家の息子は、ちょうど5歳半になった頃に「歯が痛い~」と言い出し、下の前歯2本が同時にグラグラし始めていました。それからはずっと落ち着かない様子で四六時中触ったり、「痛いよ~」とか「何も食べれないよ~」
とずっと文句を言っていました。

そんな時、その様子を見ていた夫は息子に対して、


「歯が抜けたら、寝る時に枕の下に入れて寝るんだよ。そしたら、トゥースフェアリー(TOOTH FAIRY)が寝ている時に来て、抜けた歯をコインにしてあげるんだよ!!」


と言いました。

それを聞いてからは、息子は嬉しそうな表情になり、歯がグラグラするのを特に怖がることもなくなり、抜ける日を楽しみに待ちました。

そして歯磨きを嫌がる時は決まり文句のように、

「汚い歯はトゥースフェアリーが持っていかないよ。」

と言うと、息子は頑張って歯磨きをしていました。

トゥースフェアリーどうすればくるの?やりかたは?

まず乳歯が抜けたら、なくさないようにティッシュや小袋に包むなどして取っておきましょう。


そして、子供が寝る時に枕の下に入れさせます。

しかしその時に、歯をそのまま入れるとトゥースフェアリー(コインと交換する親)が歯を見つけるのがとても大変です(汗)

ティッシュや小袋に包んだままか、または小さな箱やケースなどに入れて枕の下に入れると良いでしょう。

箱などに入れて置く場合は、枕もとやベッド脇に置いておくと思います。

アメリカなどでは、抜けた乳歯と一緒にトゥースフェアリーに手紙を書いて置いたりもするようです。

そして子供が寝静まった頃に親はこっそりとコインと抜けた歯を交換します。アメリカでは50セントだったり1ドルだったり、各家庭で違うようですし、プレゼントをあげる家庭もあるようです。

各家庭でいくらあげるかは決めると良いと思います。

我が家では、最初の1本目だけ500年玉をあげて、その後は50円だったり100円だったりその時のお財布事情で変わります(笑)

まとめ

日本や中国では下の歯は屋根の上に投げて、上の歯は床下にと言われているように、世界各国に様々な通過儀式のようなものがあるようです。
このトゥースフェアリーは、乳歯が抜けることが嫌な事ではなく、一つの楽しいイベントになります

親にとっては出費がちょっと増えますが、子どもは10円でも100円でも硬貨がもらえればとても喜びますし、妖精が来たというのも嬉しいみたい
です。

『トゥースフェアリーがきたよーーー!!!』と、大喜びで起きてくる子どもの顔を見ると、親の方まですごく嬉しい気持ちになります♪

ぜひ、日本の家庭でもクリスマスにサンタさんが訪れるのと同じように、トゥースフェアリーを一つのイベントとして、家庭で取り入れて欲しいと思います。

思い出に集めた乳歯はケースや箱などに保管しておくのも良いでしょう。

我が家では、お守りが入っていた木箱に入れて保管しています。くれぐれも、回収した乳歯は子供に見られないように気を付けましょう。