1月14日夜7時56分から放送された『秘密のケンミンSHOW極3時間SP』で特集された神奈川の御三家ラーメンについて気になったので調べてみました。
1.熱々のとろみスープが楽しめる横浜伝統のラーメンとは?
横浜を中心とした神奈川県南部で広く浸透しているのがサンマーメンです。
醤油味のスープで、炒めたもやしやキャベツ、キクラゲなどの野菜や、蒲鉾、豚肉が入ったあんかけをかけたラーメンで野菜の旨味や食感を楽しめます。
もともとは、物資が少なかった時代に、手に入りやすいもやしと豚肉を使い、満腹感を得るためにとろみをつけたと言われています。
サンマーメンは「生碼麺」と表記されますが、「碼」は中国では、港の埠頭を意味するようで、横浜には埠頭が多く存在して、港で働く労働者が食べていたことから、この字が使われるようになったと言われています。
また、サンマーメンは漢字で「生馬麺」とも書き、広東語では生はサン、馬はマーと読むそうです。生(サン)は「新鮮でしゃきしゃきした」、馬(マー)は「上に載せる」と言う意味があるそうで、シャキシャキしたもやしをのせた麺ということから、サンマーメンと呼ばれるようになったという説もあります。
初めて聞く人はサンマが乗っているの!?と勘違いしてしまいますよね。
《玉泉亭》1918年創業の老舗中華料理
〒231-0045 神奈川県横浜市中区伊勢佐木町5丁目127
営業時間 11:00~21:00 定休日 火曜日
☎ 045-251-5630
※新型コロナの影響で営業時間や定休日に変更がある可能性があります。詳しくは店舗までお問い合わせください。
2.平塚独自に進化した謎のタンメンとは?
タンメンというと、塩味ベースのスープにキャベツや玉ねぎ、もやしなどの野菜がたくさんのったラーメンを思い浮かべますが、平塚でタンメンというと、全く別物のラーメンを指します。
豚ガラでダシをとったスープに塩・醤油ダレ、米酢や白ワインを入れた酸味の効いたスープに、素麵のような白いやわらかい麺で、刻み玉ねぎとたっぷりのワカメをトッピングしたラーメンです。
ワカメは肉厚の三陸産を使用しているそうです。
湯麵(タンメン)はもともと温かいラーメンという意味だそうで、このタンメンは、中国では何にでも酢をかける文化を参考にしたとか!?
「老郷 本店」
〒254-0043 神奈川県平塚市紅谷町17−23
営業時間 11:00~23:00 定休日 月曜日
(現在は11:00〜23:00→11:00〜20:00)
☎ 0463-21-3658
※新型コロナの影響で変更がある可能性があります。詳しくは店舗までお問い合わせください。
3.川崎のスタミナ満点ラーメンとは?
スタミナがつくようにと、創業者が担々麵をアレンジしたのが始まりといわれるラーメンで、鶏ガラ塩味ベースのスープに中太麺で、挽き肉や大量のニンニク、唐辛子を入れ、玉子をからませた辛いラーメンです。
ふわっとした溶き卵が中太麵とよく絡み、唐辛子のパンチが効いたやみつきになる一品です。
番組では、スープが余るのでそこにライスを入れて食べると美味しいと紹介されていました。
川崎のソウルフードとして定着しつつある元祖ニュータンタンメンは、現在川崎市内を中心に30以上の店舗があるそうですが、関東以外には宮城県や長野県にも展開しているようです。
《本 店元祖ニュータンタンメン本舗 本店 京町店》
住 所〒210-0848 神奈川県川崎市川崎区京町1−18−7
☎ 044-366-2180
営業時間11:30~24:00(L.O.23:30) 定休日 無休
※新型コロナの影響で変更がある可能性があります。詳しくは店舗までお問い合わせください。
まとめ
横浜と聞くと家系のラーメンを思い浮かべる人が多いと思いますが、ラーメン激戦地域の神奈川近辺では、地域独自のラーメンがたくさん存在しているようです。
この寒い季節にぴったりのラーメン。次々と出てくる新しいラーメンを開拓してみてはいかがでしょうか。