6月12日は何の記念日なのでしょうか…?よく知られている記念日やイベントなどを紹介します。自分ができることを、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか…?参考にしてみてください。
恋人の日
ブラジルでは、縁結びの神様と言われる聖アントニオの命日には、聖アントニオ祭が行われますが、そのイブである6月12日の夜には、恋人同士で写真を入れたフォトフレームを交換し、愛を確かめ合うそうです。恋人同士だけでなく、家族や友人同士でもフォトフレームを交換し合うといいます。
ブラジルのサンパウロ商業協会が1952年(昭和27年)6月12日に、「恋人の日」と定めてキャンペーンを行ったのがきっかけのようですが、日本ではこのフォトフレームを贈るというブラジルの素敵な習慣に、全国額縁組合連合会が着目し、1988年に恋人の日を制定しました。
日記の日
1942年(昭和17年)6月12日、ポーランド系ユダヤ人の少女アンネ・フランクが「アンネの日記」を書き始めた日に由来します。
アンネ・フランクは反ユダヤ主義を掲げるナチスの迫害から逃れるために、家族と共にオランダのアムステルダムに亡命し、隠れ家で暮らします。
亡命する直前の6月12日の13歳の誕生日にアンネは父から誕生日プレゼントとして日記を贈られ、その日からアンネは日記を書き始めます。アンネは約2年間の隠れ家での生活を、日記に綴りました。
エスペラントの日
エスペラント (Esperanto) とは、1887年(明治20年)にユダヤ系ポーランド人のルドヴィコ・ザメンホフが協力者と共に考案した人工言語です。母国語の異なる人々の間で、意思伝達を目的とするための国際補助語です。
日本では、 1906年(明治39年)6月12日に日本エスペラント協会 (Japana Esperantista Asocio)が設立され、毎年6月12日が「エスペラントの日」となりました。
ちなみに詩人であり童話作家の宮沢賢治も、自分の作品もエスペラントに翻訳しようとしていたとか…!?「イーハトーヴ」という言葉も「岩手」をエスペラント風に表現したと言われていますが、諸説あるようです…。
現在も、エスペラントの話者は世界で200万人以上いると言われています。興味のある人はエスペラントを勉強して、世界の人々とコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか…?
みやぎ県民防災の日
今から43年前の1978年(昭和53年)の6月12日、マグニチュード7.4の宮城県沖地震が発生し、死者が28人、負傷者は1万人を超えました。
宮城県内での住宅被害や道路被害など、被害総額は2687億円6400万円に上ったといい、全国初の都市型災害と言われています。
その後、宮城県の条例により、6月12日は「みやぎ県民防災の日」に制定されました。毎年6月12日の前後には、宮城県内で地震に備えての訓練が行われています。
児童労働反対世界デー
国際労働機関(ILO)が2002年に制定しました。現在、1億6000万人の子どもたちが児童労働を強いられており、新型コロナの影響で、前回の調査から4年で840万人増えたといいます。
寄付が難しくても、SNSで自分の意見を発信したり、映画を見て学んだり、私たちができることはたくさんあるようです。まず、自分ができることから始めていきましょう。
⇒⇒⇒ 世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE【エース】