最近日本でも、ファミリーレストランやカフェ、コンビニでもタイ料理「ガパオ」を目にする機会が増えたように思います。
日本では「ガパオライス」と呼ばれとても人気がありますが、どんな料理なのでしょうか…?
今回はタイ料理「ガパオ」について、本格的なレシピとともに紹介します。
時々見かけるガパオの入っていないガパオライス。ガパオの意味は?
近年では、オシャレなカフェなどでもよくタイカレーやガパオを見かけることがありますが、時々メニューには「ガパオ」と書いてあるのに、ただの野菜と肉の炒め物に目玉焼きをのせただけ…というものをみることがあります…。
日本では、お肉と野菜の炒め物と白いご飯に目玉焼きを乗せて食べる食べ物を「ガパオライス」と呼ぶことがありますが、もともと「ガパオ」が指す意味はホーリーバジルのことなんです。
ですから、ホーリーバジルが入っていない炒めものはガパオではないんです…(汗)
また、日本ではよく「ガパオライス」と呼ばれたりしますが、ガパオライスを直訳すると「ホーリーバジルライス」となってしまうので、現地では使わないよう気を付けましょう。
タイでは「パット ガパオ」と言います。パットは炒める、ガパオはホーリーバジルという意味なのでホーリーバジルの炒め物という意味です。ガパオだけでも通じたりします。
英語ではホーリーバジルと呼ばれるシソ科の植物で、日本名はカミメボウキという名前が付けられています。日本では手に入りにくいため、ガパオを作る際は、スウィートバジルで代用されることが多いです。

自宅で本格的なガパオ!作り方を紹介
今回はタイ人直伝の我が家のガパオレシピを紹介します。
材料(二人分)
- 豚ひき肉(我が家では牛豚合挽肉をよく使用します) 200~300グラム
- 唐辛子 1~2本
- にんにく 5~6片
- 玉ねぎ 1/2くらい
- ピーマンと赤ピーマン それぞれ半分~1個程度
- ホーリーバジルかスウィートバジル 10枚~20枚程度
- お好みでインゲンやシメジ、ニンジンなどの野菜を加えてもOK
調味料
- ナンプラー
- オイスターソース
- シーユーダム
- シーユーカオ
- 砂糖
作り方
①まず、唐辛子とにんにくを潰します。すり鉢で潰すと香りが良く出ますが、ない場合はみじん切りでかまいません。
②フライパンに油をひき、すり潰したにんにくと唐辛子を炒めます。少し色がついて香りが出てきたら、お肉を投入して炒めます。鶏肉でも豚でも合い挽き肉でも、お好みのお肉をお使いください。
③お肉が色が変わってきたら、大匙2程度の水を加えて、調味料をいれていきます。すべての調味料を同じ割合ずつ入れていき、味を調節していきます。まず大さじ1~2ずつ入れていき、味を見ながらお好みで少しずつ足していくと良いでしょう。
入れる時に、シーユーダムは一気にドッと出てくるので気を付けてください。シーユーダムが入りすぎると味の調節ができなくなってしまいます。
シーユーダムやシーユーカオが手に入らない場合は、ナンプラーとオイスターソース、薄口醤油だけでも美味しくできます。
④バジル以外の野菜を投入して炒めます。野菜に軽く火が通ったら火を止め、最後にバジルを入れて軽く混ぜて完成です。バジルは多ければ多いほど香りが出て美味しいです。
⑤器に盛って完成です。タイの家庭では、大皿に盛られた色々な料理を、ご飯が盛られた自分の器に、好きなものを好きなだけ取り分けて食べます。
ガパオに使われる調味料
ナンプラー(メガシェフ)
おススメ‼タイのシェフもよく使う生臭さがなく料理が美味しく作れるナンプラー!
大豆から作られるタイの醤油。日本の薄口醬油のような調味料
黒醤油と呼ばれる黒くて甘いドロッとしたもので、タイ料理には欠かせない調味料のひとつ。
牡蠣を主原料とする調味料。中華料理にもよく使われるオイスターソース。スーパーでも買うことができる調味料。
まとめ
いかがでしたか…?今回は日本でも人気の「ガパオ」について紹介しました。ぜひ家庭で、本格的なタイのガパオを作ってみてはいかがでしょうか。ご覧いただきありがとうございました。